本日ブログ担当の大西です
今回は門扉の加工についてです。
通常、門扉の加工と言えば、幅を縮めたり高さをカットしたりが大半だと思います。
しかし、今回は門扉のデザインそのものを加工した物件について書きたいと思います。
門扉は片扉で幅が70センチで、高さが1.6mで目隠しが希望だったので、LIXILのライシス5型門扉を使用していました。
何の問題もないような気がしましたが、加工の依頼が来て、内容を確認すると納得しました。
建物の裏側に面した通路との境に設置していた門扉だったので有事の際(火事とか地震etc)に蹴破ることが出来る
かと裏の建物の人に言われたそうです。(マンションのベランダの左右のフェンスのイメージですね)
さすがに通常の門扉を蹴破ることはかなり難しい話。かといって今ある門扉撤去して、新たに蹴破れそうな框扉を
取り付けるのも費用が掛かるので、面材を取り替えることで簡単に外れることな有事の際はなんとか蹴破ることが出来る仕様に
することで決定しました。
こんな感じのイメージです
まずは面材を外します。枠と面材を外してバラバラの状態にします。
それから、もとの面材のサイズに合わせてアルポリック板を加工していきます。
アルポリック板だけではもとの面材よりかなり薄いので、ばたばたしてしまうのでLアングルをまわりに取り付けました。
こうすることで、ばたつきを防ぎつつネジ止めなどはしていないので有事の際になんとか蹴破ることが出来るような
仕様にすることが出来ました。
仕上がりも思ったより悪くなく、もともとそのような門扉だと思える仕上がりに出来たのでよかったです。
費用も新しくすることを思えば半分以下で抑えることが出来ました。
市販されたものでどうしても納まらない場合はこのような加工で対応できることもありますので、諦める前に一度相談される
ことをお勧めいたします。