本日より4月突入し、 各所では入社式や入学式が催され
いよいよ新生活のスタートですね。
桜の満開には少し早いですが、
浮かれ気分の週末になりそうです。
設計担当の西條です。
桜の開花に向けて何とか間に合うようにと先月より着工した
堺の名所、仁徳天皇陵古墳の側に位置する大仙公園の
『日本庭園 春燕橋改修工事』が完成しました。
庭園内は『築山林回遊式庭園』と言う庭園様式になっていて
上流からの流れの中腹に一つ、大海に見立てた池泉の河口の島に2つ木製の橋が架かっており
その中の一つ、『 春燕橋 』の改修工事です。
趣き深い木製の橋ですが、長年の季節の移ろぎによる風化のため、
新たに作り替える改修工事です。
最近では、経年変化によるメンテナンス性を考え、
樹脂系の人工木を使用する所も多くなってきましたが、
日本庭園だけあって、やっぱり天然木のヒノキを使っての改修工事になっています。
既存の橋を撤去し、束石の上に再度橋げたを据え直し、レベル調整。
3月も中旬でしたが、まだまだ冷たい流れの中に足を入れての工事に職人さんたちには頭の下がる思いです。
新たに生まれ変わった『 春燕橋 』辺りにはヒノキ香りが心地よく香っています。
今は、まだまだ新しい橋ですが、半年先には落ち着きを見せ始め
四季を通しての変化が楽しみです。
桜の花も、もう少しで見ごろ迎えます。
庭園内には、お庭を眺めながら、
ゆっくりと抹茶と和菓子を頂ける施設もございます。
ゴールデンウィークをひかえ、これからの行楽シーズン
堺の名所、大仙公園の日本庭園にお越しくださいませ。