本日ブログ担当の大西です
今回は変わったレンガ積みの紹介をしたいと思います
そのレンガとは・・・
透積用レンガです!
普通のレンガで間を空けて積むこともあるのですが、これは初めから間を空けて積むための商品になってますので
種類も通常の穴あき、端部用、穴埋め用、天端用、端部天端用の5種類を駆使して仕上げます
積むのももちろん大変ですが、拾い出すのも結構な手間暇が掛かります
そこでまず、するのが実際の枚数を図におこすことから始めます。横に何枚、縦に何段積んで・・・と書いていくのですが
途中で訳が分からなくなって挫折しかかりましたが何とか作成、それから必要枚数を種類ごとに拾い出します
それも間違えないように種類ごとに色分けて拾います
レンガは通常縦筋は入りますが横筋が入りません。それだと強度的に不安なので天端と天端の一段下にステンレスプレートを
挟み込みます。鉄筋が通るための穴も開いてあるのでそこに縦筋を通すことによって強度が倍増します
ステンレスプレートです。
このステンレスプレートもオーダー品で寸法を記入して発注を掛けます
こんな感じで拾い出しを間違えないようにしてます。これを作成すると積むときには施工図代わりになります
こうして無事発注を掛けて納品したらここからは現場の苦労が始まります
まずは縦筋が半端ない!18センチピッチで縦筋をあげます
そして通常のレンガ積でも目地を切るのが大変なのですが、この間を空けて積む工法はさらに目地を切る部分が増えます。しかも隙間が小さい
ところも切らないといけないので手間暇が数段上がります
が、これを惜しまないことで仕上がった時に差が生まれます
こうして出来上がったレンガ積がこちらです!
全体です
アップです。
レンガの大きさが焼き物なのでまちまちで目地の隙間が苦労しました!
でも苦労しただけ良いもの出来たと思います。