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緑化のお話

2016年5月16日

緑化のお話
担当:河野裕治

こんにちは。本日ブログ担当の河野です。

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私たち、エクステリアの仕事にとって決して縁の切れないものがあります。

それが樹木や草花といった植栽工事です。

 

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門扉やフェンス、シャッター、ブロック塀やコンクリートといった人工的な商材、構造物だけでも生活していくのに支障はありません。

手入れが面倒といった理由などから、緑を嫌うお客様もいらっしゃいますが、私たちとしてはできるだけ緑を入れることをおススメしております。

例えば、家具のカタログを開いたとき、直接商品とは無関係でも、小さなプランターが一緒に映っているだけで不思議と感じが良く見えたりするものです。

緑には構造物を柔らかくし、映えさせる力があるからだと思います。

例えば、下の図を見てください。

某肉まんのCMではないですが。

 

ない時。

 

全体9回

ある時。

全体植栽入り

見栄えが違うことは一目瞭然ですね。

 

このようにして緑をオススメしている一方で、疑問に感じていることがあります。

それが、各自治体等で実施されている緑化協定に関してです。例えば、「敷地面積の〇〇%以上を緑化すること」という決まり事ですね。

新築でのご依頼の場合、この協定をクリアするため、植栽計画の提案をさせていただきますが、お客様の要望を加味しながら、ガレージ、アプローチ、テラスという具合にそれぞれのスペースを確保していくと、

「残りのスペースでは緑化基準面積に達することができない」というパターンが結構多いです。

そうなると、どこでお客様に妥協してもらうかになってきます。

『欲しくもない植物のために、欲しいものを諦めないといけないのか』

恐らくこれが家の持ち主としての正直な意見だと思います。

そのため、後で撤去を希望される方もいらっしゃいます。

 

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戸建てに限らず、集合住宅や商業施設、医療施設も例外なく、協定の対象となります。

自動潅水装置などを設置できるような大規模な場所はいいのですが、問題は「誰かが水遣りをしなくてはならないような施設」です。

私の家の近所にもいくつかこういう施設がありますが、日差しの強い日が続くと、植木は完全に弱っていますし、枯れているところもあります。

 

協定によって、強制的に緑を入れさせても、「とりあえず」では意味がありませんし、だからと言って、協定がなければ、なかなか緑化は進みません。

一体どうすればいいのか。

答えを出すのは、そう簡単ではないようです。

 

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