シンボルツリーなどに使われる植栽のご紹介
本日のブログ担当の藤井です。
今回は植栽関係について、特に大きな木など、シンボルツリーに使われたりする植栽について紹介していきたいと思います。
まずはこちら、ハイノキです。
近畿以西の温暖な地を原産とする常緑樹で涼しげな葉の様子や野趣あふれる樹形と、成長が緩やかで大きくなりにくいため狭い庭でも管理しやすいのが魅力です。
ハイノキ自身が細いため繊細なイメージがありますが、元来は山間の岩場に群生するような木なので、痩せ地でも丈夫に育ちます。ただし、粘土が多いような水はけの悪い場所では根腐れを起こして枯れることもあるため、そういった土地では植え付け前に腐葉土を漉き込むなどして土壌改良する必要があります。
ウラジロガシは高木で20m以上に達し、樹皮は暗褐色から灰色です。表面は光沢が強く、裏はろう質を分泌し、風に吹かれると鮮やかに映り、白いので、裏白樫の名があります。
ウラジロガシは材は堅く有用であり、建材や家具材等に用いられる他、園芸用にも使用されたりもします。また、葉を乾燥してお茶にして飲むと胆石や腎臓結石を溶かすと言われており、茶葉として売られていたり、エキスは胆石・腎臓結石排出促進作用が確認されていて医薬品としても流通していたりします。
植栽を植える時には見た目で選ぶのもいいですが、ウラジロガシのように効能があったりして何かに利用できる植栽を選ぶのも良いかもしれませんね。