本日ブログ担当の大西です
たまにありませんか?
溝蓋を掛けたいのだけれど、サイズが合わない・・・
市販サイズでよくある大きさは100、150、180、200、240、300の
6種類ですが、たまにあるのが250という大きさ。
これはまだメーカーによってはあるので良いのですが、困るのは少し大きさが違う場合。
造成地などでは現打ち側溝と言って既製品のU字溝ではなく現場で型枠を作ってコンクリート
を流して作るので微妙に大きさが違うこともあります。特に少しRが掛かった道路に合わせて
作っていたり、古くなって土圧に負けて内側に入ってしまってサイズが変わってしまってるとき
ですね。全部が大きさ違ってるなら特注って手もありますが、お金も時間も掛かりますからね。
と言うことで、今回は別提案。
そこも古い造成地で現打ち側溝でした。
サイズは基本300。グレーチングも300サイズの物が敷いてありましたが、最近掛かりが悪く
落ちそうだとのこと。
確認に行くと全体的に掛かりが甘く、特に真ん中あたりに落ちそうなところがありました。
現打ち側溝は基本角を面取しているので300と言っても片側15ミリずつ斜めになっているので
アングルのサイズを少し大きいものを選んで敷けば問題ないことが多いのですが(通常アングルは30ミリ、
幅広で40ミリ、あとは特注で50ミリとかも出来ます)そこは溝幅自体がなぜか330ありまして、
市販サイズでは到底納まりません。仮にアングルが大きいものを使用したとしても左右にずれやすいので
それだけでは解決出来ないことになります。
新しく作るにも既存の溝蓋が傷んでいるわけではないのでもったいない。と言うことで現場加工することに。
方法はまず、フラットバーをアングルに溶接して単純に落ちないようにしました。
そしてそれだけだと先ほども書いたようにずれてしまうので側溝の幅に合わせて溝蓋の側面にズレ留めを溶接。
ダブルの補強で対応しました。
これで安心して生活できますね!
フラットバーを溶接。
滑り止めを溶接。
見えにくいですがこのように側溝肩に当たるのでズレなくなります。
こんな感じになります。
最後に塗装を施して完了。