今週はまだ寒さも緩み過ごしやすい一週間だったと思います。
本日のブログ担当の池田です。
寒くなるこの時期にブロックやレンガが白く粉がふいた様になる現象が起こります。
これを白華現象と言います。
白華とは、製品内部の水に溶け出した原因物質が、水とともに表面に移動し、大気中の二酸化炭素と化合して表面に白い粉として 現れる現象を白華(エフロレッセンス)と言います。コンクリート製品、レンガには起こりうる現象です。特に冬季や、比 較的湿度が高い等の気象条件で発生しやすくなります。残念ながら、現在この現象を完全に防止する方法は無いと言われ ています。しかしながら、万一白華が発生しても、製品上の欠陥ではなく、耐久性が低下してしまう事はありません。
白華のしやすい条件
白華は、ブロックやレンガ・モルタルの内部で水分が移動しやすいほど、容易 に発生します。アルカリ・カルシウム成分を含んだ水分が、レンガ・モルタル内 部のすき間を通って表面に表れて、空気中の炭酸ガスと反応して乾燥すると白 い結晶が現われます。また白華は、ブロックやレンガ・モルタルの表面部で、 集中的に蒸発が起こるときに発生します。夏場など気温が高い時期は、ブロッ クの温度も高くなって内部で蒸発が起こるため、白華はあまり発生しません。 一般的には冬季で気温が低く、雨や雪、霜などによって湿度の高い場合や、梅 雨どきや秋の長雨のシーズンなど、雨が多く湿度の高い状態が続くときによく 発生します。
白華の処理
ナイロンブラシで軽くこすり、白華を落とします。
ブロックに散水し、水を充分吸収させます。ブロックに散水し、水を充分吸収させます。
アクトル等の白華除去剤を、規定の量に希釈し、酸洗いを行います。
その後、充分に水で洗い流します。
まだまだ寒い日が続きますが、白華は春には自然に消えてなくなります。
インフルエンザも流行ってますので体には