本日ブログ担当の大西です。
今回は外構につきものの表札について書きたいと思います。
表札と言ってもこれがいい、あれがおすすめと言う話ではなく、施工側のお話です。
まずはこれをみてください。
壁に無数の穴が開いていますね。これは何でしょう?
こちらにもタイルに同じように無数の穴が開いています。
このタイルの壁にも!
この穴ですが実は、表札を取り付けるための穴なんです。
この写真だけ見てたら何かわかりませんが、すべて下のカタログの切り抜きのような切り文字を
取り付けるために開けた穴でした。
仕上がってしまえばこの穴は字で見えなくなってしまうのでですが、この穴を開けないと実際このような切り文字は
ほぼ取り付けることが出来ないんですよね。
なぜほぼと言ったかと言うと、例えば平たいつるつるのような場所であれば、ボンドや両面テープを駆使すれば
穴を開けずとも取り付けることが出来る場合もあるからです。
しかし、実際はそんなことは少なくて、しかも切り文字のほとんどは壁から浮かしてつけることがほとんどで、ぺったりと
壁につけることができるなんてほぼない状態です。
しかも漢字ではなく、ローマ字で切り文字を作成することも多くてそうなれば漢字に比べて穴がさらに多くなることも・・・
取り付ける場所もタイルが増えてきまして通常のドリルではなかなか開かず、振動で割れてしまえば下地から貼り替えなんてことも
あります。
最近はドリルも進化して、コアヌキタイプの物も出来てきたのでタイルを割って貼り替えなんてことは少なくなりましたが、こういう表札
には職人さんの見えない努力があるんですね。
もし街中でこのような表札を発見したらこの表札の下には職人による無数の穴開け作業があったんだろうなと思いだして頂ければ
がんばった甲斐があります!
ちょっとした施工小話でした!