こんにちは。本日ブログ担当の河野です。
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。風邪などひかれておりませんでしょうか。
私は年末から調子が悪くなって、一度は回復したものの、また地味に風邪をひくというのを繰り返しております。
なんでしょうかね。きっともう歳なんだと思います。年々、疲れが取れにくくなったり、風邪の治りが遅くなっている気がします。
それはさておき。
今日は図面の表記についてのお話。
図面というのは当然図形を用いて、計画内容を表現しているのですが、それを補うものとして、文字による情報を書き込んでいます。
しかしただ単に文字を列挙すればいいというものではありません。
一定の規則に沿って記入することで、わかり易く、美しく見えるものです。
例えば、図形から出ている説明書きの線を「引き出し線」と呼ぶのですが、「引き出し線もデザインの一部」とかつてある方から教わりました。
図面の見易さ、美しさはお客様を引き付けるだけでなく、施工ミスへの現状にもつながります。
私なりに図面の表記で拘っているところがあるので、それについてお話しさせていただこうと思います。
①引き出し線の端は揃える。
昔はバラバラに描いていました。「とりあえず引っ張っとけ」みたいな。しかしこれが揃っているだけで見た目がスッキリします。
右上の商品の仕様表も同じです。
②引き出し線の角度は60度刻み
この角度は結構人によって違うようです。45度や75度の人もいました。
③文字のサイズをそれぞれ揃える。
文字のサイズは統一しているわけではなくて、引き出し線の文字、特記事項、寸法などできるだけ数値等が混同されないような大きさにしています。
特に特記事項は大きめに書いています。寸法や引き出し線の空きが少ない場合は、フォントを分けたりもします。
④立面図の引き出し線は放射線状に引く。
スペースが十分にあるときは、敷地のおよそ中心を基準にして、左右に分けて引き出し線を出すようにしています。
例えば、左端の引き出し線が右に向かって出せれているとどうにもバランスが悪いです。
⑤引き出し線の先は黒丸or矢印
引き出し線の先は基本は黒丸にしています。ただし、小さいものが対象の場合は矢印を使っています。
これだけこだわりを持ってやっていても、たまに「わかりにくい」なんて言われてしまうことがあります。
日々精進です。